こんにちは!
アナウンサーの確かな技術で、
あなたの想いを伝えるお手伝い。
話し方コンサルタントの島田枝里です。
苦手なことを克服しようとしているとき、
どうしても自分だけで解決できない
課題にぶつかります。
私のレッスンでは、
生徒さんになるべく
ご自分で解決の糸口を探る練習を
していただきたく、
「その時なぜそう感じたのでしょう?」
「何が引っかかって言葉が出なかったか
思い出せますか?」
など、
質問をします。
というのも、
問題を解決するには、
原因を探る必要があります。
原因が分かれば、
解決への道が分かるからです。
そして、
レッスン期間が終了した後は
ご自分で解決していかなくてはなりません。
そのための予行演習でもあるわけです。
なので、
なぜそうなったのかをよく思い出して、
振り返って考えていただくために
質問をするのですが、
ここで、
間髪入れずに、
「分かりません。」
と、即答してしまう方が
時々いらっしゃいます。
そんな場合、私は、
「即答せずに、
ちゃんと考えてみてくださいね^^。」
とお伝えします。
考えた上で分からなければ、
「分かりません。」
でいいのですが、
考える間もなく
分からないと言ってしまうのは、
完全に解決を放棄しているようにも
受け取れます。
あるいは、
完全にこちらを頼り切っていて、
すぐに答えがほしいと思っているか。
即答してしまう方は、
話すことに限らず、
物事を深く考える習慣がないことが多いのです。
考えることが苦手な方のお気持ちも
とてもよくわかるのですが、
そういう方は、
「分かりません」以外にも、
日頃からついつい、
「知りません。」
「できません。」
を連発していることが多く、
何とかやってみよう!となる前に、
物事や相手に対して
心のシャッターを閉めてしまって
コミュニケーションを
拒否しているケースがよく見られます。
それも、
全くの無自覚で。
言われた相手は、
受け取り方によっては、
とても投げやりな印象を受けたり、
まるで切り捨てられてしまったかのような
孤独を感じる場合すらあります。
なので、
言うにしても
十分配慮する必要がある言葉なのです。
分からないことに対して、
素直に分かりませんと言えること自体は、
本来大事なことです。
ですが、
考えもせずに即答というのは、
やはりそっけなくて冷たい対応といえます。
そもそも、
考えずに即答できるぐらいなら、
悩んだりしませんよね?
なぜそうなるのか。
一般的な事例はたくさんありますが、
ご自身にピッタリ当てはまる答えは、
実は
その問題に直面している
ご自身の中にしかありません。
辛い作業だと思いますが、
なぜ?に今一度向き合うことで、
ご自身にピッタリな解決法が
見つかるはずですよ(^^)/