輪に引き入れるための会話術1

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こんにちは!

アナウンサーの確かな技術で、
あなたの想いを伝えるお手伝い。

話し方コンサルタントの島田枝里です。

突然ですが、
皆さんは、
話の輪の中に入っていくのは得意ですか?

それとも苦手ですか?

ある時、
話の輪に入ることが苦手で
居場所がなさそうにしている方
に、

(偶然のラッキーにも助けられたのですが)

最後には、
「来てよかったよ!」と、
ニコニコ笑顔になっていただけた

という出来事がありました。

今日はそのお話をいたします。

相手に輪に入っていただきたいとき。
そして、自分が輪に入りたいとき。

どちらにも使えるお話の
1回目です。

それでは、始めましょう!

この出来事は、
卒業して30年ぶり!
学園全体の同窓会に参加したときのお話です。

私は司会者として会場にいました。

私の出た学校は中高一貫の私立で、
もうすぐ創立100周年を迎える
伝統校の一つです。

実は私の父も卒業生で、
先生方の異動も
公立に比べたらはるかに少ないため、
親子でお世話になった先生も
私が在校当時は
少なからずいらっしゃいました。

とにかく、
卒業生も先生方も、
とても長く学園に関り続けているので、
実に幅広い年代の卒業生が
一堂に会するわけです。

で、この同窓会。
高校を卒業してから
30年経つ学年が幹事を務める決まりだったため、
幹事年に当たった私たちの学年が
全体の仕切りをすることになり、

私はたまたま本職ということで、
司会の大役を仰せつかったといういきさつです。

——————–

前置きが長くなりましたが、
ここからが本題!

私は、
他の幹事スタッフとともに
早くから会場でスタンバイ。

入場が始まると、
場内アナウンスで
皆さんをお席へと誘導します。

順調に誘導が行われ、
あちこちで懐かしい話に花が咲き、
少しずつ席が埋まっていく光景は、
とても喜ばしい空気感に満ちています。

ですが、
私のいる司会台から比較的近いテーブルに、
お一人で、
なぜか座るでもなく
椅子の背に手をかけて、
立っている方がいらっしゃいました。

お年は70歳ほどの男性です。

その立ち続けている時間が
10分を超えたとき、
さすがに私は、
“おかしいな”と思ったわけです。

たまたま
まだどなたもいらっしゃらないテーブルに
お一人でいる。

としても、普通なら
着席してお仲間を待つはずです。

なのに、なぜ起立されたままなのでしょう?

ふと気になって、お声をかけてみました。

「まだ始まるまでお時間がありますので、
 どうぞお掛けになってお待ちください。」

すると、
「いやね、もう帰ろうかと思って。」
とおっしゃるではないですか!!

まだ始まってもいないのに!です。

「どうしてですか?
 もうすぐご一緒のテーブルの皆さんも
 いらっしゃると思いますよ。」と
驚きつつも、冷静に声をかける私。

すると、
「いや、自分は商業科だから。
 あとは同じ学年でも普通科の人ばっかりで、
 誰も知らないんだもん。
 いてもつまんないでしょ?」と。

「とはいいましても、
 お顔を合わせたら、
 きっと自然に
 お懐かしい話になると思いますよ~♪」

とお声かけしても、
「いや、話すことなんかない、ない。
 やっぱ帰ろうと思う。」
とおっしゃるのです。

これには、
正直とても戸惑いました。

決して席次が悪かったわけではありません。

同じ学年の方同士を
一緒のテーブルにしたのですから、
むしろ自然な席次です。

たまたま商業科の方が
どなたも参加されていなかったために
起きたことなのですが、

にしても、
私が戸惑ったのは、

こうした、
知らない人同士の輪に入るのが苦手な方は、
勝手に、
比較的若い女性に多いと
思い込んでいたからです。
(この思い込みも一方的で、大いに反省しました。)

社会経験が長いと、
得意、不得意は別にしても、
様々な機会を経ることで、
苦手を克服され、
輪に入ることを戸惑われない方が
多い印象を持っていたのです。

ところが、
私の母と同世代の
人生の大先輩の男性が、
「知らない人ばかりだから帰る」
と、頑なにおっしゃる。

まさか本番開始を目前に
本当に帰ってしまわれては、

その方が
これまで楽しみにして、時間を作り、
わざわざ会場まで足を運んでくださったこと自体、
全部寂しい思い出にすり替わってしまいます。

これはいけない!!

さらには、
ぽつんと一つ空いた席が自分の目の前にある
光景が目に浮かび、

その後、その席を見るたびに
気落ちしながら司会する自分の姿も、
想像できてしまい。

なんとかお気持ちを変えていただきたく、
あれこれ懐かしいお話をすることにしたのです。

ですが、
親子ほどの年齢差の私たち。

どんな会話なら、
席にいようと思っていただけるでしょう?

えーっと・・・と
頭で考えている時間はありません!

こういう場合は、とりあえず!!

ということで、
どんな会話を繰り広げたかは、
長くなりましたので、また次回に。

もし皆さんが
私と同じ立場だったらどうしますか?

よろしければ
考えてみてくださいね!




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