「スキップしながら進んでいきたい」~心にひびく言葉集

日差し どうせ前に進むならスキップしながら進んでいきたい

つい先日、テレビからハッとする言葉が聞こえてきました。

「どうせ前に進むなら、スキップしながら進んでいきたい。」

これは、北海道胆振東部地震(ほっかいどういぶりとうぶじしん)で被災した、
若い農家さんの奥様から出た言葉です。

家事の途中、
つけっぱなしのテレビ(NHK)から流れてきた話なので、
途中を聞いておらず、断片的な内容ですが、
まとめると、

椎茸と、北海道の果物ハスカップを作っているご夫婦。

震災の被害があまりに衝撃的すぎて、
日頃発信しているSNSすらやることができずにいたご主人様が、
奥様にとても感謝していると涙ながらに語ったあと、

インタビューで奥様がおっしゃったのがこの言葉です。

亡くなった方も多く出た地震の後で、
大切に育てた農作物がダメになり、
ショックがすぐには癒えない中でこんな言葉が言えるなんて、
なんと強い精神力でしょうか。

「前向きに頑張りたい」と言う言葉なら、
どなたも、気持ちを切り替えて
前に進もうとしたときにおっしゃったり、
心の中で思ったりするでしょうが、

単に進むだけではなく、
どうせ進むならスキップしていきたい!

スキップは、普通楽しい時にするものですよね。

どんな苦難も、
前を向いて乗り越えていくのなら、
その中に楽しみや希望を見つけながら明るく進もう!
と言うことでしょうか。

日頃の小さなことでも、
ついつい落ち込んで引きずってしまったり、
前に進むにしても、
思うようにならないことに苛立ってふてくされながらだったり(汗)。

そんな姿勢が、
この言葉を聞いた後では恥ずかしく感じます。

単に進むのではなく、スキップしながら軽やかに♪

絶対に、進んだ先は明るい未来ですよね!

そんな希望が湧いてくる、
とても素晴らしい言葉です。


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「いつもありがとう」

いつもありがとう 気持ちを言葉で伝えていますか?

私のママ友に、顔を合わせた最初のあいさつで、
必ず、「いつもありがとう❣️」と言う人がいます。

「ありがとうって、私何かしたっけ⁈」と、
つい思ってしまうほど(笑)、
特に何をした訳でもないのに、
いつもありがとうと言ってくれるのです。

子供たちが仲良しなので
そのことも含めているのかもしれませんが、

お互い助け合い、
支え合いが普通のママ友同士は、
わざわざ毎回ありがとうとは言いません。

でも言われると、とっても嬉しいんですよね。

いつも言われるから、
こちらも自然と相手のことを
良い意味で意識するし、
何かあったら助けようという気持ちが、
いつの間にか心の中に生まれている感じです。

今日は、
何回ありがとうと言いましたか?
何回ありがとうと言われましたか?

誰からも「ありがとう」と言われないなぁ。。。

そんな風に感じるなら、
笑顔とともに
自分から言ってみるのもいいかもしれませんよ(^^)


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輪に引き入れるための会話術3

出身地は?

こんにちは!

アナウンサーの確かな技術で、
あなたの想いを伝えるお手伝い。
話し方コンサルタントの島田枝里です。

輪に引き入れるための会話術の3回目。

今日は、
初対面でも話題に困らない!

焦ったときの
突破ワードをご紹介します。

あれこれ思い返しても、
このワードから
話が全く広がらなかった経験は・・・

記憶にある限り、
一度もありません!

ではさっそく
お話を進めてまいりましょう(^o^)/


共通の話題で和ませる!

でも、どうやって?

前回のお話では、
年齢は離れていても、
同じ学校出身という共通点から
話題を見つけることに
成功しました。

では、思いつく
共通点が全くない場合は?

一番のおすすめが、こちらです!

出身地の話題

例えば、
・仕事で初対面の人と会話するとき
・食事会や飲み会の席で
 初対面の人がいる場合
・決して初対面ではないけれど
相手のことをよく知らないとき

などなど。
出身地の話題は役立ちます。

今お住いの場所の話題でも
構わないのですが、
なぜか、出身地の方が
話が盛り上がるのです。

これってなぜなのでしょう?

考えてみるに、
出身地となると
エリアが全国に広がるため、

例えその都道府県、市区町村に
あまりなじみがなかったとしても、

・一度ぐらいは旅行で行ったことがある。
・行ったことはなくても、
 名産品をお土産にもらったことがある。
・TVや雑誌、ネットなどで
 旅行や名所の情報を見たことがある。
・ニュースや情報番組で見聞きした場所だ。

といった具合に、
よく知らない場所だとしても、
話のきっかけを振れるぐらいの
何かしらの知識を持っていることが
多いからです。

よく知らないなりに、
相手の返答に合わせて
言葉を返しやすく、
会話が続くのです。

さらには、
もし相手の方の出身地が、

・自分と同郷だった!
・学生時代に一人暮らしした
 思い出の場所だった!
・家族や友人、知人が
一時暮らしていたことがある

などの身近な共通点があれば、
一気に親近感がわくのですよね。

相手との心の距離が
縮まるのを感じられますし、
印象にも残り、

特に仕事上の出会いなら、
また次につながる
ご縁となるかもしれません。

出身地の話題から発展して、

今の仕事や住んでいるところ、
仕事内容から
今なぜここに暮らしているのか
など、
ほぼ話題は尽きなくなるのです。

いかがでしたか?

きっと振り返ってみれば、
あなたにも、
初対面なのに
同郷ネタで盛り上がった経験、
あるのではないでしょうか?

学校の話題、
流行っていた美味しい店、食べ物、
方言、
ローカルTVやCMの話題・・・

思い出すだけでも止まらなくなりますよね(笑)。

それを会話にすればいいのです。

困ったときに、
ぜひ出身地ネタ、
お試しくださいね!

==================================

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輪に引き入れるための会話術2

輪に引き入れる会話術

こんにちは!

アナウンサーの確かな技術で、
あなたの想いを伝えるお手伝い。
話し方コンサルタントの島田枝里です。

前回は、
楽しいはずの同窓会なのに、
「帰る。」と頑なにおっしゃる男性を、
なんとか引き止めなくては!と
思ったところまでお話しました。

☆彡前回の記事はこちら

さて、あなたなら
こういった場面に遭遇したとき、
どんな会話をしたでしょう?

続きを読む

輪に引き入れるための会話術1

こんにちは!

アナウンサーの確かな技術で、
あなたの想いを伝えるお手伝い。

話し方コンサルタントの島田枝里です。

突然ですが、
皆さんは、
話の輪の中に入っていくのは得意ですか?

それとも苦手ですか?

ある時、
話の輪に入ることが苦手で
居場所がなさそうにしている方
に、

(偶然のラッキーにも助けられたのですが)

最後には、
「来てよかったよ!」と、
ニコニコ笑顔になっていただけた

という出来事がありました。

今日はそのお話をいたします。

相手に輪に入っていただきたいとき。
そして、自分が輪に入りたいとき。

どちらにも使えるお話の
1回目です。

それでは、始めましょう!

続きを読む

想いを言葉にして、伝え上手な自分になる!

島田枝里、滝沢枝里

こんにちは!


思いを言葉にして、
伝え上手な自分になる!


話し方コンサルタントの島田枝里です。


皆さんは人前で話すと、
緊張して声が出なくなってしまう
ですとか、
何を話していいのか分からなくなってしまう
といったお悩みはありませんか?


これは誰でも一度は
経験していることですが、

でもそのたった一回の経験で、
人前に出るのが怖くなってしまったり、
思い出すだけでも
手に汗がにじんできて、

もう二度と人前で話すのは嫌だ!と
思ってしまう方が、とても多いのです。

とは言っても、

仕事の時もそうですし、
プライベートでも、

人前で話す状況というのは
どうしても出てきてしまいます。

そんな時どうしたらいいのか。

本当にわからなくなってしまって、
困り果てて
私の話し方レッスンにいらっしゃる方も
少なくありません。


皆さん、

そんな自分を変えたい
と思って、
本当に苦しいからこそ
真剣に苦手なことと向き合っておられます。



今でこそ話すことを
仕事にしている私ですが、

では元から話すことが得意とか、
人前で話すことが楽しいとか、
そういう風だったかと言うと、


実は全然、全く違うんです!

むしろ避けて通ることができるんだったら
避けたいというタイプだったのですね。

しかし、話す技術に出会ったことで
それまでの状況が一変するのです。

そういった技術を身につけて
話をすると、

まず相手の方の反応が変わってくる。
すると色々な状況が変わってくる。

となると私にも自信がついてきて、
人前で話すことが
だんだん苦でなっていく。

むしろ楽しいとか
やりがいを感じるとか、
そんな感じに変わってくるわけなのです。

誰でも言葉は使っていますし
話すことはできる。

そんな誰もが当たり前に行っている

話す ことの裏には、


伝えるための技術がある。


これを知ったことは、本当に衝撃的なことでした。

私のレッスンでは、
お一人お一人に合った内容で
お悩みの解決をしていくのですが、

そういった技術に助けられたという
自分の経験をもとにして
レッスンを組んでいます。


ですのである意味、
理にかなった方法で
導いて差し上げるというのが
私のレッスンの特徴かなと思っています。


話す技術は一生ものなんですよね。

今ここで話すことに
自信がついたら、

近い将来のあなたはどうでしょう?
どんな感じでしょう?



想像するだけでも
ちょっとワクワクしてきませんか?


あなたの魅力を引き出す
思いを伝える話し方。
私と一緒に学んでいきましょう!

思いを言葉にして伝え上手な自分になる!

話し方コンサルタントの島田枝里でした。

=================================

◎ 今回の内容は、
アメブロの「こえのブログ」でお聞きいただけます。

https://ameblo.jp/erinoe874/entry-12440080899.html


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苦手な味に出会っても周囲を不快にさせない表現

好みでない味の表現

こんにちは!

アナウンサーの確かな技術で、
あなたの想いを伝えるお手伝い。

話し方コンサルタントの島田枝里です。

ある日の紅茶教室で、
表現について
ちょっと気になる出来事がありましたので、
今日はそのお話をさせてください(^^)

(私は紅茶教室も主宰しています。)

紅茶といっても
色々な風味のものがあり、
産地、季節、気候などによって
特徴が違います。

誰でも受け入れやすい
飲みやすいタイプもあれば、

中にはかなり個性的で、
初めて飲む人は
これが紅茶なの!?と驚く、
そんな紅茶もあります。

教室では、
高品質で
その紅茶の特徴が分かりやすいものを
選りすぐって試飲していただきますが、

嗜好品である以上、

「これはおいしい紅茶です!」と
私が断言することはありません。

ついつい、口にしたとき
「おいし~♪」と言ってしまうことは
しょっちゅうなのですが(^^;

私がおいしいと思っても、
それをおいしいと思わない人も当然いるわけで、
決して強制するものではありません。

あるとき。

世界三大銘茶を試飲する
レッスンでのことでした。

紅茶の世界三大銘茶は、
・インドのダージリン
・セイロンのウバ
・中国のキームン

の3つで、

どれもそれぞれに個性的な紅茶ばかりです。

特にウバは、
旬のものにはメントール香があるとされ、
スーーッと鼻に抜けていく香りが特徴的。

味も、シャープな渋みが持ち味で、

大好きな方と、
そうでない方とがはっきり分かれる
紅茶でもあります。

で、その時の生徒さんの中に、
このウバを
受け付けない方がいらっしゃったのです。

と言いますか、
その方にとって、ウバは初体験!

最初の一口でもうダメだったのでしょう。

口に含むや、

「まっず!!」

と大きな声を出されました。

そしてそのあとも、
何度も「まっず!!」を繰り返して。

他の生徒さんにも、
「ありえん。飲めんわ、こんなん。」と
しきりにおっしゃっていました。

周囲の皆さんは、
同調しつつも、
ちょっと困った表情・・・。

ものすごく苦手な味に
出会ってしまったときのお気持ち。

それは、私もよく分かります(^^;

ですが、
教室で試飲用に選ぶ紅茶は
きちんと特徴があり、
味わいのバランスが優れたもの。

また、そんな個性の強い紅茶が
世界三大銘茶と謳われるのは、
評価されるだけの内容があるということです。

そこで私は、
その生徒さんに言いました。

「おいしくないと感じること自体は
全く問題ありません。

でも。

そういうときは、

まずい!!

ではなくて、こう言いましょう!

 口に合わない。

これは、
食べ物の好き嫌いが多い人にも
おすすめしている言い方です。

食レポですと、
「個性的な味ですね~」
とか、
「好きな人にはたまらない味でしょうね!」
というところですが 笑 、

これは何も、
素直な感想を言うのを遠慮してほしいとか
気を遣ってほしいと言っているのではありません。

おいしくない、嫌いだと思うのは、
その人の自然な反応です。

ですが、
それを連呼したり、
表情や身振り手振りまで使って
表現してしまっては、

周りにいる人たちを
不快にしてしまいます。

それを
おいしい!大好き!!と
思う人もいるのですから。

口に合わない という表現なら、
おいしいと思う人への配慮もありつつ、
でも自分は美味しく思えないなぁという感情も伝わります。

今回の紅茶の場合は、

この味を評価する人たちがいるのは
なぜだろう?という視点が
抜け落ちていて、

自分の感じたことだけを
ひたすら訴えてしまった結果の言葉です。

そして、
周囲が不快に感じたり、
戸惑っていることに気付いていないのも
残念なことでした。

同じことを表現するにも
言い方があります。

咄嗟のときほど
ついストレートな物言いをしてしまうものですよね。

優しさのある表現を
もっと大切にしましょう!

普段の暮らしや人間関係まで
違ってくると思いますよ!!

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『頭が真っ白!』そんなときの対処法

克服!頭真っ白現象

こんにちは!

アナウンサーの確かな技術で、
あなたの想いを伝えるお手伝い。

話し方コンサルタントの島田枝里です。

前回は、
誰もが一度は経験がある、

あの、恐怖の
頭真っ白現象の正体
についてお話しました。

◎前回の記事 ・・・ 『頭が真っ白!』その原因は?

頭が真っ白になる現象には
そうなる仕組みがあったのかー!ということで、
驚かれた方も多いようです(^^)

簡単におさらいしておきますと、

●極度の緊張から「扁桃体」に血液が集中。

●言語を司る大脳皮質が酸欠に!!

●言葉が咄嗟に出てこなくて、頭が真っ白!

ということでしたね。

さらに付け加えると、
扁桃体は情動を司る場所なだけに、

失敗したー!!

という記憶がより強固に固定され、

いざという場面でよみがえってしまい、
恐怖心につながるという、
やっかいな面もあるということでした。

今回は、
その仕組みを知ったうえで、

私もやっている対策法をご紹介します!

これであなたも、
頭が真っ白!の恐怖から卒業しましょう!!

=================

人前でスピーチしたり、講演をしたり。

そんなとき、
いくら準備がしてあったとしても、
得も言われぬ緊張感が体を襲うことがあります。

そんな気配を感じたら。

無理に緊張をほぐさなくっちゃ!!と
慌てないでください!

慌てると、余計に緊張が増してしまいますよ。

まずは、
ゆっくり深呼吸して、

そして、自分自信に語り掛けてみてください。

「今、とっても緊張しているんだね。」

「そりゃそうだよね。いつもと違う場面だもん。
こんなに大勢の人の前で話すなんで、
いつもはないことだよね。」

一旦、舞い上がっている自分を
受け入れてください(^^)

そして、
そんな自分を肯定して、

自分で自分を後押ししてください!!

「こんな場面でも
頑張ろうとしている私は立派だよ!!」

「大丈夫!きっと私はできるから!!」

それでも恐怖心が襲ってくる場合は、
もう一度最初から。

自分を受け入れて、肯定して、
自分で自分を励まします(^^)

これを私は、
自分応援団”と呼んでいるのですが(笑)、

人前に立つときは、結局自分ひとり。孤独です。

自分を奮い立たせることができるのも、
励ますのもなぐさめるのも、
結局自分しかいないのです。

だから、自分応援団!
(ん?一人なら 団 ではないか??
ま、細かいことはこの際置いておきましょう 笑)

緊張している自分を受け入れて励ますことで、

焦る気持ちが
いい気持ちの高ぶりに変化し、

ぐっとお腹に力が入って、
気合がみなぎってきます!

そして気付けば、
頭が真っ白になりそうな状況を
いつの間にか回避できているのです。

最初にさらっと書きましたが、
緊張を無理にほぐそうと思わないことです。

うまく緊張が解けないと
かえって焦りが出てくるもの。

それに何といっても、

人前で話すという非日常的なことをするのに、
緊張を解いて、
普段のようにリラックスしてしまったら、

人前に立つために必要な
”いい緊張感”が保てるでしょうか?

無理ですよね!

自分を受け入れて、
肯定して、自分を励ます。

脳内で酸欠が起きるような

変な緊張を感じ始めたら、

自分を応援して、

気合の入った”いい緊張感”に変えて、

頭が真っ白な状態からはサヨナラしましょう!

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『頭が真っ白!』その原因は?

頭が真っ白!その原因は?

こんにちは!

アナウンサーの確かな技術で、
あなたの想いを伝えるお手伝い。

話し方コンサルタントの島田枝里です。

前回投稿した
スピーチの記事をお読みくださった方から、

「とてもよく理解できます。」
「参考になります。」
「ちょうど講演をひかえているので、
原稿を書きかえてみます!」
といったご感想をいただきました。

また、
よくスピーチや講演をするという方も
お読み下さったようで、

「同じような方法を自分もしていて、
納得しながら読みました。」

といったご感想も。

皆様、本当にありがとうございます!

◎前回の記事 ・・・ スピーチが不自然になってしまう理由

共感された方が多いということは、
それだけスピーチに苦手意識や困難を感じて
苦労されている方が多いということではないでしょうか。

「同じような方法を自分もしている」という方も、
ご自分で様々な工夫をされて
困難を乗り越えられたからこそ、
納得できる部分が多かったに違いありません。

少しでも克服していただければと
願ってやみません。

ところで、
そんなご感想と合わせて、
実は
こんなことを話してくださった方がいらっしゃいます。

「とにかく頭が真っ白になってしまうんです。
それが怖くて、
やっぱりスピーチって本当にいやなんですよね・・・。」

この方のように、

以前人前で話す機会があったとき
頭が真っ白になってしまい恥をかいた。
だからもう二度と、
人前で話すことはしたくない!

そうおっしゃる方が
結構いらっしゃいます。

・頭が真っ白になり、
・言葉も出なければ、
・そこで全てが止まってしまい、
・恥をかいた。

日頃、ご相談に乗ったり
レッスンさせていただく方に伺うと、

ほぼ全員が、
一度はこのような経験があり、

中には
深い心の傷になっている方もいらっしゃいます。

でも、どうかご安心ください!

この『頭真っ白現象』。
ちゃんと克服する方法があるのです!

ちょっと難しい話になるかもしれませんが、

まずは、

克服法をさぐるためにも必要な

頭が真っ白になる仕組みを
ひも解いてみましょう。

=================

頭真っ白現象の正体は、

脳の酸欠状態と言えます。

脳の中には「扁桃体」
という部分があり、

主に一時的な感情の動き
=「情動」をつかさどっています。

それと同時に、
「記憶固定」を担う役割も持っています。

極度の緊張などのストレスにさらされると、
この扁桃体の活動が活発になるため、
血液が集中してきます。

すると、脳内で言葉を司る
大脳皮質の血液が不足し、
いわば酸欠状態になってしまうのです。

その結果として、

言葉が出てこない、
覚えてきたことが思い出せない

などの現象が出て、

よくいう、
“頭が真っ白”な状態が起きる訳なのです。

また、扁桃体の役割「記憶固定」が、
情動で印象に強く残るような出来事を
より強固に記憶させるため、

過去に、
「大勢の前で話して失敗した」
「恥をかいてしまった」など、
自分にとって恐怖を感じるほどの
マイナスな経験をしていると、

次に同じような場面に遭遇したとき、
悪いイメージとなってよみがえり、
自分で自分の心を締め付け、
ストレスや緊張につながっていきます。

これが、
『頭真っ白現象』の本質で、
その後の苦手意識や
恐怖感につながっていく原因です。

=================

この仕組みを知っていると、

頭が本当に真っ白になってしまう前に

対策を打つことができ、

あれだけ恐怖だった

頭真っ白現象からサヨナラすることができます!

長くなってしまいましたので、
今日はここまでにしますが、

次回は、

頭が真っ白になるのを
どうやって回避したらいいか。

私が実践している方法を交えて
お話しいたしますね!

一つずつ、

話すことへの苦手意識を

解消していきましょう!!

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スピーチが不自然になってしまう理由

こんにちは!

言葉で想いを伝えるお手伝い。
話し方コンサルタントの島田枝里です。

10月も下旬。
今日は少し寒さが増して足元が冷たい!

今シーズン初めて暖房を入れました。

皆さんのところはいかがでしたか?

今日から秋の土用なんだそうですね。

季節の変わり目でもあり、
体調を崩しやすいので、

新しいことをしよう!というよりは、
少しペースを落として、
自分のための時間を大切にしながら
過ごすのがよいそうです。

とはいっても、
ゆっくりしたいと思っていても
日常は変わらずやってきます!(^^;

今日も、きっと
話し方に悩む
誰かの役に立つと信じて(笑)
上手に伝えるコツを
ご紹介することにいたしましょう!

———————

先日、
人前でスピーチ
しなくてはならない方から
ご相談がありました。

スピーチの内容は、

与えられた課題があり、

すでに原稿が出来ていて、
あとはスムーズにスピーチさえできれば
それで完成!

という最終段階。

ところが、
自分で考えた文章なのに、
いざスピーチとなると
どうも不自然でしっくりこないという
気持ち悪い感覚に
陥ってしまったということでした。

レッスンではなくご相談だったので、

取り急ぎ、

スピーチの冒頭部分や
一番伝えたい部分などを
実際に話してみていただくと。

すぐに
ご自分でしっくりこない
理由が分かってしまいました!

それが何かといいますと、

その方は、とにかく原稿丸暗記

身振り手振りも加えて
話してくださるのですが、
まるで機械仕掛けの人形のようで、

ご自身でも感じられていた
自分の話しなのに
自分でしっくり来ていないというのが
言葉だけでなく
体全体から伝わってきてしまいます。

伝えたい内容よりも
不自然さが伝わってしまう・・・

問題点としてまず挙げられることは、

(1)原稿が書き原稿であること。

(2)その原稿を丸暗記して、
そっくりそのまま口に出しているから。

でしょう。

私たちは内容を考えて文章にするとき、
普通はPCや原稿用紙に向かって
文章を書いていきますよね。

ですが、それは
あなたの口を経て
出てきた言葉ではありません。

頭の中では、
少しでも自然で分かりやすい表現を
心がけているでしょうが、

それでも、

・実際に口に出してみて
しっくりくるのかどうか、
・耳で聞いて分かりやすいかどうか

そういう視点で原稿を読み直してみると、

文章構成や接続詞の入れ方、
リズム感などが
やはり書き言葉になっていて、

話し言葉として
こなれていないことが多いのです。

その方の場合も、
内容は決して悪くないので、

原稿が、

例えば目の前にいる友人に語るように
親しみやすく
(くだけるという意味ではないですよ)
分かりやすい説明や文章になっているか、
今一度見直してみるのをおすすめしました。

目の前にいる人に、
普段の自分に近い言葉で
語り掛けるように話してみると、

書き言葉の文章構成が
耳にやさしくない、
どうも引き付けるようなものに
なっていないことに気付きます。

皆さん、
普通のときは、
ご本人が思う以上に
上手に説明できている場合が多いのですよ。

それが、
いざスピーチとなると、
なんだかおかしくなってしまうのです。

なので、
あなた自身の口から出てきた文章を
どんどん書き留めていってください。

そのままだと
スピーチ原稿として
相応しくない言葉遣いのこともありますね。

そういうのは、
あらたまった言い方に書き換えるなどして
スピーチ原稿として仕上げていきましょう。

丸暗記については・・・

そのスピーチが
どういう場のものかにもよるでしょうか。

例えば、
私の知り合いの方数名が、
今まさにスピーチコンテストに
エントリーしていて、
ドキドキしながら
結果を待っている状況なのですが、

そのようにコンテストとなると、
一字一句練りに練った原稿で
挑む必要があるでしょう。

よって、丸暗記し、
いかにそれを伝わる表現にまで
磨き上げるかというところが
重要になります。

ですが、

そこまで真剣勝負の場ではなく、
いい印象が残ればOKというような
スピーチでは、

原稿丸暗記より、
もっとその人らしさがにじみ出るような
ナチュラルなスピーチが
ふさわしくなります。

そうすると、
身振り手振りもそんなに不自然ではなく、
いつものあなたらしく
振舞うことができるのです。

ちなみに・・・

スピーチといえばスピーチかもしれません。

私が自己紹介用の動画を撮ったとき
どうしたかと言いますと、

まずは、
だいたいどんなことを言うのか、
伝えたい内容を箇条書きにしました。

それから、
全体を上から眺めてみて、
改めて全体の構成を考え直し、

時間を計りながら
口に出して言ってみました。

長すぎたので(笑)
そこから言うこと言わないこと、
まどろっこしい表現をスッキリした言葉に
置き換えるなどして再構成。

そして収録しました。

なので、
話す内容のメモ書きはありますが、
原稿はありません。

その方が、
普通に話すことができます。

丸暗記は安心かもしれませんが、
一字でも間違うと、
内容が頭の中から
吹き飛んでしまうことが。

そのためにも、
個人的には
丸暗記より、
内容・構成を覚えて話す方が
おすすめです。

とはいえ、
スピーチする状況に合わせて、
何より
あなたが安心できる方法で
臨まれてください。

あくまでも話し言葉で!

それが出来ていれば
大丈夫です。

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